手を止めて、こちらを向いてくれるように
相手が料理や片付けの途中に「会話モード」で話しかけると、これまでは作業を続けたまま返事をしていました。人と話すとき、本当に聞く気のある人は手を止めます。そこで、まず「話したい? いいよ」と受けてから、手を止めてこちらへ向き直るようにしました。
あわせて、表情の切り替えが速すぎて落ち着かなかったところや、悲しいときのうつむき方も直しています。人の表情の動きを測った公開データを参考に、表情が変わる速さを決め直しました。
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このゲームは、福島県いわき市の小さな会社で、ひとりで作っています。何を作り、なぜそうしたのかを、新しい順に書いていきます。
相手が料理や片付けの途中に「会話モード」で話しかけると、これまでは作業を続けたまま返事をしていました。人と話すとき、本当に聞く気のある人は手を止めます。そこで、まず「話したい? いいよ」と受けてから、手を止めてこちらへ向き直るようにしました。
あわせて、表情の切り替えが速すぎて落ち着かなかったところや、悲しいときのうつむき方も直しています。人の表情の動きを測った公開データを参考に、表情が変わる速さを決め直しました。
返事の声を、より表情の豊かなものに切り替えました。うれしいときは弾み、照れたときは少し詰まり、さみしいときは静かになります。返事の中身に合わせて、話す前に「どんな気持ちで言うか」を決め、それを声に渡しています。
表情の豊かな声は費用も大きいため、1日に使える量を家ごとに決め、それを超えたら落ち着いた声に戻します。声が止まることはありません。
街で出会うキャラクターは、これまで東京といわき市の決まった場所にしかいませんでした。それでは、遠くに住んでいる方は会いに行けません。
そこで、会いやすさが「よく会える」の4人(菓子谷朔・城田剛・日野ひかる・牧野千代)は決まった場所を持たず、どこに住んでいても、ひとりで出かけて少し歩けば近くにいることがあるようにしました。朝・昼・夕方・夜で会える人が入れ替わります。このとき位置は残さず、会った日と回数だけを残します。
11月1日(日)10時から、CAMPFIRE でクラウドファンディングを始めます。ひとりで作っているため、声・音楽・サーバー・法務にかかる費用を、ここで集めたいと考えています。
お礼の品のひとつに、部屋の壁に飾れる表彰状があります。お名前は、ゲームの中で決めていただいた「呼ばれ方」で入ります。
街で親友になった人を家に誘い、受けてくれたら一緒に暮らせるようにしました。家には住人それぞれの部屋ができ、食卓にはそれぞれの席があります。画面の下の「相手」で、誰と話すかを選べます。
同じ日に、選ばなかったほうの双子とも、ひとりで出かけたときに近くでばったり会えるようにしました。別の街の大学に通っていても、ときどきこちらまで来ているからです。
街で出会うキャラクターに、新しく7人が加わりました。古書店の店番、設備の点検の仕事をする人、図書館で働く人、木工の職人、時刻表の校正をする人など、年齢も暮らしもばらばらです。ひとりずつ、その人のための声を作りました。
会いやすさの目安(ごくまれ・まれ・ときどき・よく会える)も、このときに付けました。会える場所も増やしています。
はじめは、街の人とは一度しか会えない作りでした。けれど、せっかく知り合った人にもう会えないのは、さみしすぎます。
そこで、はじめて会った場所をその人の「地元」として覚え、そのあとは何度でもそこで会えるようにしました。知り合いの一覧には「会える場所」が出ます。
ゆき・たつや・乙姫の3Dの姿を、新しい作り方で作り直しました。下絵の雰囲気により近づけるため、色と形を測りながら合わせています。
服の色も見直しました。白いブラウスは、夕方の明かりの中では肌と同じ色に見えてしまったので、濃い色にしています。服の背中には、しわの陰を描き足しました。
相手に1日の生活の予定を持たせました。朝起きて、家のことをして、勉強をしたり本を読んだりして、夜は眠る。あなたがゲームを開いていないあいだも、その予定に沿って暮らしています。
関係の段階(知人から結婚まで)も、このときに決めました。急に進むことはなく、毎日の積み重ねで少しずつ変わっていきます。
「お腹すいた」と言うと料理を始めるのに、いつまでもできあがらないことがありました。調べると、話しかけるたびに料理の時計が巻き戻っていたのが原因でした。いまは、話しかけても料理は進み、できあがると呼びに来ます。
表情も濃くしました。それまでの表情は控えめすぎて、気持ちが伝わりにくかったためです。
ゲームを始めると、主題歌「となりから、一生まで」が流れるようにしました。ゆきが「君」に向けて歌う、隣の家から始まった片想いの歌です。くわしくは物語と主題歌に書いています。
招待コードを持っている方だけが遊べる形で、ゲーム本体を公開しました。時間帯ごとのBGMと、歩く音も入れています。はじめての会話の始まり方も、このときに直しています。
外出モードを作りました。家の中はパソコンの大きな画面で見て、出かけるときは玄関に出る二次元コードをスマホで読み取ると、そのまま外へ続きます。
歩きながら画面を見なくてすむように、画面を真っ黒にしたまま、どこを押しても話しかけられる「ポケットモード」も作りました。外では、話すのは声だけで十分だと考えたからです。