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物語と主題歌

物語のはじまり

小さいころ、あなたの家の隣には、同い年の双子が住んでいました。妹のゆきと、兄のたつや。毎日のように一緒に遊んでいた三人でしたが、ふたりの家は親の都合で引っ越していきました。

親同士は仲が良く、そのあともときどき顔を合わせてきました。会うたびに少しずつ大人になっていく幼なじみ。言いそびれたことも、たぶん、いくつかあります。

そして春。大学へ進んだ双子のうちのひとりと、あなたは同じ家で暮らすことになります。もうひとりは、別の街の大学へ。物語は、その一日目から始まります。

同じ家に住むといっても、最初からなんでも話せるわけではありません。照れもあれば、遠慮もあります。毎日顔を合わせ、ごはんを食べ、くだらない話をして、ときどき言い合いをする。その積み重ねで、ふたりの関係は少しずつ変わっていきます。幼なじみのままでいるのか、その先へ進むのか。決まった筋書きはありません。

街の人たち

家の外にも、暮らしている人たちがいます。駅のそばの古書店で店番をする人、海沿いの宿を手伝う人、焼き菓子を作って市に出す人、時刻表の校正をしながら休みの日に小さな駅をめぐる人。スマホを持ってひとりで出かけると、そういう人たちに、本物の街で出会えます。

街の人たちにも、それぞれの毎日と、口にしていない迷いがあります。はじめは「知人」として。何度か会って話すうちに、少しずつ、その人の地元の話や、本当の気持ちを聞かせてくれるようになります。13人のキャラクターを紹介しています。

なかでも海野乙姫は、このゲームを作っている会社のある福島県いわき市の、海沿いで育った人です。浦島太郎の伝説が残る土地を、自分の名前の由来を確かめるように巡っていて、めったに会えません。

この作品が目指していること

作品の芯にある問いは、ひとつです。「AIは、どこまでリアルに近づけられるか」。

そのために、セリフをひとつも用意していません。キャラクターの人柄だけを決めて、あとはその場でAIが話します。部屋は実物の寸法で作り、キャラクターは呼ばれなくても料理をし、本を読み、夜には眠ります。あなたが見ていないあいだも、暮らしは続いています。

一方で、リアルに近づけるほど、気をつけなければならないこともあります。キャラクターはAIであることを隠しません。深刻な悩みには応じず、人に相談するよう伝えます。位置情報や写真は、必要以上に預かりません。暮らしの相手として長く付き合っていただけるよう、そうした線引きも、作品の一部として大切にしています。

主題歌「となりから、一生まで」

ゲームを始めると流れる主題歌です。ゆきが「君」に向けて歌う、となりの家から始まった片想いの歌です。

歌は、引っ越しの朝に窓ごしに手を振った日から始まります。たまにしか会えない日曜日を、カレンダーにそっと丸で囲んだこと。みんなの前ではしっかり者なのに、君の前ではうまく笑えないこと。少し焦げた卵焼きを「おいしい」と笑ってくれた夜のこと。言えないままの気持ちが、「おかえり」「おはよう」という毎日のあいさつに重なっていきます。

最後は「ただいま おかえり ずっと となりで」という言葉で終わります。作品の副題「となりから、一生まで」は、この歌から取りました。隣の家から、同じ家へ。そして、その先へ。

曲は、ゲームの中でも同じものが流れます。2回目からは自動で飛ばし、設定で毎回流すようにもできます。

はじめるには

公開は2026年12月2日です。遊び方は遊び方ガイドに、いまできることと作りかけのことはトップページにまとめています。